*06:02JST NY株式:NYダウは350ドル高、年内の利下げ期待高まる
米国株式市場は上昇。ダウ平均は350.06ドル高の45621.29ドル、ナスダックは209.97 ポイント高の21707.70で取引を終了した。
弱い雇用関連指標を受け、寄り付き後、まちまち。労働市場の減速で、利下げ観測が一段と強まり、期待感に買われた。ISM非製造業景況指数が予想以上に上昇すると、成長への悲観的見方も後退し、続伸。NY連銀のウィリアムズ総裁がいずれ利下げが適切となるとの発言を受け、長期金利が一段と低下すると、終盤にかけ相場は上げ幅を拡大し、終了した。セクター別では小売、耐久消費財・アパレルが上昇した一方、食品・飲料・タバコが下落。
カジュアル衣料アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)は人気のプロフットボール選手や俳優を起用したマーケティングキャンぺーンの成功で、第2四半期の売上高が市場予想を上回ったほか、5月に撤回した通期見通しも公表し、上昇。金融サービス会社のティー・ロウ・プライス・グループ(TROW)は同業ゴールドマンサックス(GS)と退職に備え資産形成を目指す貯蓄者や富裕層投資家向けの幅広い投資商品を巡る協業で、同社に最大10億ドル出資する計画を明らかにし、上昇。ゴールドマンサックス(GS)も買われた。
ソフトウエアソリューションを提供するフィグマ(FIG)は上場後初めての決算で、売り上げの成長見通しが人工知能(AI)需要を期待した投資家の予想に満たず、売られた。
半導体のブロードコム(AVGO)は取引終了後、第3四半期決算を発表。調整後の1株当たり利益が予想を上回り、時間外取引で買われている。電子署名サービスプラットフォームを提供するドキュサイン(DOCU)も四半期決算で、調整後の1株当たり利益が予想を上回り、上昇。
(Horiko Capital Management LLC)
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