*16:35JST 日経VI:上昇、日銀の利上げ観測強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は5日、前日比+0.45(上昇率1.89%)の24.32と上昇した。なお、高値は24.40、安値は23.13。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。一方、朝方発表された7月の毎月勤労統計調査で実質賃金が前年同月比0.5%増と7カ月ぶりに増加したことから、市場では日銀の利上げ観測が強まった。こうした状況もあり、今日は日経225先物が上昇したが、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは大きくは緩和せず、日経VIは午後は概ね昨日の水準を上回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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