経済同友会の「活動自粛」を発表した新浪剛史氏(時事通信フォト)
大麻成分が含まれた海外のサプリメントを入手した疑いで警察から捜査を受けたことにより、サントリーホールディングス会長を辞任した新浪剛史氏(66)。9月3日に経済同友会の代表幹事として行なった記者会見では、米国で購入したサプリは適法であり、送られてきた商品は日本で所持も使用もしていないために潔白であると説明。そのうえで、経済同友会の代表幹事としては当面、活動を自粛すると語った。
三菱商事に入社し、43歳にして関連会社のローソン社長に就任。その経営手腕を買われ、2014年にサントリーHDの社長に登用された経歴を持つ新浪氏は、財界活動にも熱心だった。経済同友会では「45歳定年制」導入を提言して物議を醸したこともある。