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FiscoNews

【オープニングコメント】再び44000円を意識したトレンド形成に期待

*08:32JST 再び44000円を意識したトレンド形成に期待
 10日の日本株市場は、押し目買い意欲の強い相場展開になりそうだ。9日の米国市場はNYダウが196ドル高、ナスダックは80ポイント高だった。米労働統計局が発表した3月までの1年間の雇用者数の年次改定が想定以上に下方修正されたことで、米連邦準備理事会(FRB)の利下げを後押しするとの見方から買いが優勢となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の43495円、円相場は1ドル=147円40銭台で推移している。

 日経225先物のナイトセッションは中盤にかけて43080円まで売られる場面もみられたが、終盤にかけての切り返しでプラスに転じており、43600円で終えた。前日に
44190円まで買われた後に43080円まで下げており、週末のメジャーSQを控えていることもあって、ヘッジ対応の動きとみられる。その後はカバーの動きが入っていることでボリンジャーバンドの+1σを上回っている。43500円辺りでの底堅さが意識されるようだと、再び44000円を意識したトレンド形成が期待されそうだ。

 米国では9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げは確実視されており、東京市場においても織り込み済みである。そのため、利下げ観測が高まる局面においても市場の反応は限定的になりやすいだろう。10日に米生産者物価指数(PPI)、11日に消費者物価指数(CPI)の発表が予定されているが、これらの結果を見極めたいとする模様眺めムードもそれほど高まらないだろう。

 週末のメジャーSQを控え、限月交代に伴うロールオーバーが中心の需給であり、先物主導での仕掛け的な動きも限られる。ただ、大きく振れる局面ではヘッジ対応の動きが入りやすく、バイアスが強まりやすい点には注意しておきたい。物色はインデックスに絡んだ商いになるため、指数インパクトの大きい値がさ株の動向が注目される。また、米国では金融株の一角が買われており、東京市場においてもメガバンクなどの動向が注目されそうである。

<AK>

fisco

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