不動産投資を始めて6年で総資産4億円の櫻井知里さん　最初の物件での「自己管理の失敗」を振り返る　物件選びでは土地の価値を重視し、聞き込みなどアナログな調査も実施

物件が立地する地域の将来像を思い描く

　自主管理によって生じたエピソードを失敗だと語る櫻井さんだが、現在も自主管理をしている物件があるという。

「今は学生向け物件と高齢者施設の計2棟39室を所有していますが、学生向け物件は自主管理です。管理会社に任せていると、自分の物件にどういう入居者が入って、どういった状態にあるかの流れがわからなくなることがあります。不動産投資は経営と捉えるべきもので、自分で全部判断して動かないといけません。全体の流れを把握する意味でも、経験を重ねるという意味でも、管理を勉強しようと思い、自主管理の物件も保有しています」

　そんな櫻井さんが物件を探す際に、譲れないポイントは何か。

【プロフィール】
櫻井知里（さくらい・ちさと）／不動産投資家×アナウンサー。アナウンサーとして情報番組を中心に活動するだけでなく、金融、不動産等の投資家としても情報を発信。2013年から太陽光発電投資を行ない、2015年に不動産投資をスタート。2015年に1棟6戸、2017年に1棟9戸、2020年に1棟30戸と買い進めた。途中で売却もし、現在は2棟39戸を所有し総資産は4億円を超える。その他、株式投資や、FX等の投資も行なっている。