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投資

【日本株週間見通し】日経平均は25日線レベルの攻防か 国内の7-9月期決算発表は佳境に

 7-9月期決算が佳境を迎えるため、今週も決算発表を受けた個別物色の様相が強まりそうだ。11日の決算発表を受けたソフトバンクGの株価動向などが最注目となりそうだが、古河電工<5801>、JX金属<5016>、キオクシアHD<285A>など、半導体・AI関連における注目銘柄の決算発表なども数多く残っている。同関連銘柄の刺激材料にはつながっていこう。また、決算発表では同時に、グループ再編の動きなどにも引き続き注目しておくべきであろう。一方、主要海外企業の決算発表は先週までで一巡した状況だが、翌週の19日にはエヌビディアの決算発表が予定されている。半導体関連株は全般的に、エヌビディアの決算発表までポジション調整の手仕舞い売りがやや優勢となっていきそうだ。

 11日には中国で「独身の日」を迎える。状況次第によっては、中国の消費関連銘柄などにスポットが当たってくる公算もあろう。また、好決算を発表して株価が上昇し、その後利食い売りに調整となっているような銘柄には幅広く注目したいところ。さらに、米国株の動向次第とはいえ、半導体・AI関連の調整が継続するようであれば、本格的なリターンリバーサルの動きなどにも注目度を高めておきたい。こうした流れは、グロース株からバリュー株への資金シフトにもつながる公算があろう。

 今週にかけて、国内では10日に10月29-30日開催の日銀金融政策決定会合「主な意見」、9月景気動向指数、11日に10月景気ウォッチャー調査、9月経常収支、12日に10月マネーストック、13日に10月国内企業物価指数、14日に9月第三次産業活動指数などが公表される。

 海外では、11日に中・独身の日、独・11月ZEW景況感指数、13日に英・7-9月期GDP(速報値)、欧・9月ユーロ圏鉱工業生産、米・10月消費者物価指数、10月財政収支、新規失業保険申請件数、14日に中・10月小売売上高、10月工業生産、10月都市部固定資産投資、欧・7-9月期GDP(改定値)、9月貿易収支、米・10月生産者物価指数、10月小売売上高などが発表予定。先週までと同様に、政府機関閉鎖の影響で米国の経済指標の一部は公表が遅れる可能性がある。なお、10日から21日まで国連気候変動枠組条約第30回締約国会議が開催される。

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