*06:47JST NY株式:NYダウは498ドル安、ハイテクや一部主要決算が重し
米国株式市場は続落。ダウ平均498.50ドル安の46091.74ドル、ナスダックは275.22ポイント安の22432.85で取引を終了した。
一部主要企業決算が冴えず、寄り付き後、下落。人工知能(AI)バブル警戒感を受けたハイテクの手仕舞い売りにさらに拍車がかかり相場は、続落した。終日売りが優勢となり、終了。セクター別では食品・飲料・タバコが上昇した一方、小売が下落した。
ホームセンタ―運営のホーム・デポ(HD)は第3四半期決算で既存店売上や一株当たり利益が予想を下回ったほか、高額商品の需要鈍化を理由に見通しを引き下げ、下落。同業のロウズ(LOW)も売られた。ウェブセキュリティー企業、クラウドフレア(NET)は同社のネットワーク障害が影響し対話型人工知能(AI)「チャットGPT」やソーシャルメディアの「X」などでユーザーがアクセス不能となる事象を嫌気し、下落。ディスカウント小売のアマゾン(AMZN)やソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)は欧州連合(EU)がデジタル市場法に基づきクラウドコンピューティングに関し、「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」「アジュール」を巡り、調査を開始したことを発表、さらに、アナリストの投資判断引き下げが嫌気され、それぞれ売られた。
スポーツ用品メーカーのアメアスポーツコーポレーション(AS)は、ソロモンブランズが好調で、好決算が好感され、上昇。防衛のロッキード(LMT)もトランプ大統領がサウジアラビアへのF-35戦闘機の売却を正式に発表し、続伸した。
トランプ米大統領は次期連邦準備制度理事会(FRB)議長人事において、「もう決めている」と述べた。
(Horiko Capital Management LLC)
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