閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
投資
FX億り人・加藤ムネヒサ氏のゴールデン手法

「全ては相場次第」FX億り人・加藤ムネヒサ氏が考える“長期戦を勝ち抜くうえで大切なこと” 「値動きのない時期にオーバートレードしてはならない」

長期で月利12%ペースを達成するために

 本章では、「月利12%が目標」という話をしました。この「12%」とは、あくまで「目安」であり、達成しないといけない“必達目標”ではありません。ニュアンスに注意しましょう。

「月利12%」あるいは「勝率65%」という数値目標がないと、「今月、月利50%が達成できたけど、もっとトレードした方が良いのかな?」と、何をどれだけ頑張ればFIREできるか分からない……となってしまいます。

 しかし、この目安を持つことで、だいたい月利12%が達成できているから順調だな、と進捗を確認しながら進むことができます。

 トレードの本質は、値動きの良い時期にしっかりとトレードし、値動きの悪い時期はトレードを避けることです。この相場のムラを知った上で正しいトレードをし、リターンをあげていき、「平均すると、だいたい月利12%ペースで増えていっているな……」ということが目指せればOKです。

 繰り返しになりますが、値動きのない時期に、オーバートレードしないことが大切です(なかでも、ポジションを持ちたがることを、一般にポジポジ病と呼びます)。これが、多くの方がFXで苦戦している理由でもあります。

 FXの利益=利確の金額ー損失の金額で決まるので、せっかくゴールデン手法で利益を獲得できても、それと関係のないポジポジトレードで、それ以上の損失を出してしまっては、元も子もありません。

 例えば、「あと1勝すれば月利12%になる。チャンスは出てないけれども、トレードして、あと残りの2%を稼いでしまおう……」となると、相場やルールに合っていないトレードになってしまいます。

 そういった思いつきのトレードをきっかけに、ドカンと資金を減らすことにつながるので、自分の欲望にしたがったトレードをしない・減らしていくことが重要です。上記の式のとおり、損失が減らせれば、自然と利益は上がっていきます。
 
 このように考えると、正しいトレードの主語とは「相場」なんですね(※日本語的に合っているか微妙ですが、ニュアンスを汲み取っていただけたら)。

 ・相場が良かったから、今月は50万円を獲ることができた
 ・相場が悪かったから、今週は微益で問題ないな
 ・相場上のこのポイントが抵抗になりそうだから、それまでに利確だな

というように。

 これが、安定して勝てていないトレーダーの場合だと、主語が全部「自分」になっているのです。

 ・(自分が)トレードしたくなったから、ついエントリーしてしまった
 ・(自分が)損したくないので、損切せずに放置してしまった
 ・(自分の)実力的には、今月マイナスの成績なのは、おかしい

など。

「全ては相場次第」。相場の値動きが良く、ロジックに当てはまった箇所だけトレードする。それを徹底することは、今回の月利12%の目安があっても変わらないので、この原則は忘れないようにしましょう。

 このように、現実的な目標を達成していけば、元手が少なくても、そして、地道な月利であっても、3年でFIREを達成することが可能です。

※加藤ムネヒサ・著『元手30万円からわずか3年でFIREを叶える爆益トレード 黄金のスキャルピングFX』(KADOKAWA)より一部抜粋して再構成

【プロフィール】
加藤ムネヒサ/専業トレーダー。1982年、香川県生まれ。一橋大学商学部卒。大手保険会社入社後、経済的自由を夢見てFXを始めるも、自動売買で250万円の損失を出す。4年間FXで負け続けるが、毎日3時間、過去チャートを検証して独自の手法を開発し、月収100万円と年利300%を達成。FX5年目に独立を果たす。2016年にはYouTube「FXゴールドナビ」を開設。新著『元手30万円からわずか3年でFIREを叶える爆益トレード 黄金のスキャルピングFX』(KADOKAWA刊)が話題。関連記事では、加藤氏の最新インタビュー記事を掲載。自身が実践する「ゴールデン手法」や「儲けを狙える2つのチャンスタイム」について、詳しく解説している。

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。