*13:33JST 米国株見通し:下げ渋りか、追加利下げに思惑交錯
(13時30分現在)
S&P500先物 6,579.00(+21.50)
ナスダック100先物 24,161.75(+30.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は大幅高、NYダウ先物は303ドル高。米金利は上昇が一服し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
20日のNY市場は主要株価指数がそろって反落し、ダウは386ドル安の45752ドルで引けた。エヌビディアの好決算を手掛かりに序盤は上昇したものの、引けにかけて売り優勢に。AI関連は高値警戒感と投資負担への懸念が強まり、半導体株を中心とした売りでナスダックは大幅安。シスコシステムズやアマゾンなど主力ハイテク株が軟調で、ボラティリティ指数(VIX)は上昇した。一方、通期見通しを上方修正したウォルマートが買われた。
本日は下げ渋りか。前日発表された雇用統計で失業率が上昇し、フィラデルフィア連銀製造業景況指数も悪化したことから、景気減速懸念が引き続き重荷となる見通し。今晩発表の11月PMIが低調なら売りが先行しやすい。半面、来月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げ期待も根強く、下値では押し目買いが入りやすい。ハイテク株は決算を通過したエヌビディアを中心に方向感を欠きそうだが、AI関連の業績期待が支えとなる可能性もある。
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