*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:ローテーションや買い戻しでこう着相場
11月31日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比変わらずの675pt。なお、高値は680pt、安値は662pt、日中取引高は3786枚。前日20日の米国市場のダウ平均は反落。半導体のエヌビディア(NVDA)の決算を好感し投資家心理の改善で買いが加速し、寄り付き後、大幅高。その後も9月雇用統計の強弱まちまちな結果を受け、堅調推移が続いた。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言で利下げ期待がさらに後退したほか、根強い人工知能(AI)バブル懸念を受けエヌビディアが下落に転じ相場を押し下げた。終盤にかけ、暗号資産市場の下落をきっかけに損失確定売りにも拍車がかかったと見られ、下げ幅を拡大し、終了。本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比11pt安の664ptからスタートした。米株安を受け売り優勢で始まったものの、安寄り後に切り返す動き。日足のRSIとストキャスティクスの低下受け、テクニカル的な買いが入ったほか、米株やプライム市場との相関性の低さから、一部でセクターローテーションの動きも観測された。3連休を控えた売り手の買い戻しが観測されるも、こう着状態は続き、675ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株ではトライアルHD<141A>やGENDA<9166>などが上昇した。
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