*18:11JST 25日の中国本土市場概況:上海総合は続伸、米中対立懸念が後退
25日の中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数が前日比33.26ポイント(0.87%)高の3870.02ポイントで引けた。
米中首脳の電話協議とその後の米大統領による「中国との関係は非常に強固だ」との投稿を受け、投資家の米中対立懸念が後退し、投資家心理の改善に繋がった。銀行・保険セクターが買われ、リスクオンの地合いが広がった。ネガティブ材料としては世界的な景気減速懸念などが依然として重石となった。これを受けて慎重な姿勢も散見されたが、ポジティブ材料が優勢となり、本日の相場を支えた。結果、主要指数は前日比0.86%高で続伸し、株価上昇基調が維持された。
セクター別では、ハイテク関連が堅調。北京兆易創新科技(603986/SH)が6.4%高、広東生益科技(600183/SH)が5.1%高、方正科技集団(600601/SH)が4.2%高、環旭電子(601231/SH)が3.2%高、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が2.6%高となった。
また、金鉱株も高い。中金黄金(600489/SH)が4.2%高、山東黄金(600547/SH)が2.5%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が4.0%高となった。ほかに、金融や不動産、自動車なども買われた。
半面、航空セクターが安い。中国東方航空(600115/SH)が3.9%安、中国国際航空(601111/SH)が3.0%安、中国南方航空(600029/SH)が2.9%安となった。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.79ポイント(0.31%)高の252.50ポイント、深センB株指数が15.01ポイント(1.18%)高の1292.32ポイントで終了した。
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