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富裕層のタンス預金増加、銀行に預けるデメリットとは?

2017年4月15日 7:00

ある程度の年収があっても安心できない

タンス預金増加の背景に銀行にお金を預けるデメリットも

 各種統計により「自宅に置かれる現金」の急増が明らかになってきた。第一生命経済研究所の推計によると、総額約43兆円にのぼるという。わずかとはいえ、銀行預金ならばもらえる利息を捨て、自宅のセキュリティ強化などコストをかけてまでタンス預金を選ぶ人が多いのはなぜか。

 超低金利というメリットの減少に加え、経済ジャーナリストの荻原博子氏は「銀行に預けるデメリット」の存在を指摘する。

「銀行に大金を預けていると、金融機関が必死で“営業”をかけてくる。現下の金融機関は、手元の資金を日銀の当座預金にも置けないし、金利がマイナスに突入した国債の購入にも充てられない。そうなってくると、個人向けのカードローンや投資信託、保険など金融商品の販売・運用手数料で稼ごうとすることになります。銀行に大金を置いている人は真っ先にそのターゲットになる。タンス預金なら、そうしたセールス攻勢を受けることもありません」

 富裕層に限らず、タンス預金にはメリットがあるとするのは、経済アナリストの森永卓郎氏だ。

「タンス預金に一元化して、支払いをすべて現金にするのは、家計の管理の上では理想的といえます。銀行口座の引き落としやクレジットカード払いが増えすぎています。そうすると自分の口座にどれだけ使えるお金があるのか把握するのが難しくなってきます。その点、現金主義のタンス預金ならお金を使うと現金の量が減るのが目に見えるので、家計を体感で管理できる。節約、貯蓄につながるサイクルを作りやすいのです」

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