*18:42JST 28日の中国本土市場概況:上海総合は続伸、ハイテク株に買い戻しが優勢
28日の中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は前日比13.34ポイント(0.34%)高の3888.60ポイントで引けた。
朝方は安く始まったものの、調整著しかったハイテク株を軸に「値ごろ感からの押し目買い」が広がったとの報道があった。特に半導体、自動車、バッテリー関連、それに証券株の上昇が目立った。
一方で、銀行株や電力、保険といったディフェンシブ銘柄の売りが見られた。こうした売りはリスク許容度の高い資金が成長・景気敏感株に移ったためと受け止められている。市場心理としては、先行調整の溜まっていたセクターへ再評価の動きが優勢となった。
セクター別では、自動車銘柄が高い。広州汽車集団(601238/SH)が10.0%高、重慶千里科技(601777/SH)が3.9%高、北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が3.6%高と軒並み買われた。
また、ハイテク関連もしっかり。方正科技集団(600601/SH)が3.5%高、瑞芯微(603893/SH)が1.8%高、中電科数字技術(600850/SH)が1.2%高となった。
半面、銀行株は下落。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.9%安、中国銀行(601988/SH)と交通銀行(601328/SH)がそろって1.6%安となった。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.83ポイント(0.73%)高の252.33ポイント、深センB株指数が5.33ポイント(0.41%)高の1294.61ポイントで終了した。
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