*07:05JST NY株式:NYダウは408ドル高、利下げ期待継続が支えに
米国株式市場は続伸。ダウ平均は408.44ドル高 47882.90ドル、ナスダックは40.42ポイント高23454.09で取引を終了した。ダウ、ナスダックともにマイナス圏でのスタートとなったが、ダウは寄り付き直後にプラスへ転じ、その後は堅調に推移した。取引開始前に発表された11月のADP雇用統計で民間雇用者数が予想外に減少したことを受け、年内の追加利下げへの期待が継続、相場を下支えした。ナスダックは一部ハイテク株の下落が重しとなり、前日終値近辺でのもみ合いが続いた。セクター別では自動車・自動車部品が上昇、テクノロジー・ハード・機器が下落した。
マイクロソフト(MSFT)はAI(人工知能)のソフトウェアの売上目標を引き下げたと伝わり下落。広報担当者が報道を否定し下げ渋ったもののマイナス圏で推移した。
ディスカウントストアを展開するダラー・ツリー(DLTR)の第3四半期決算は低価格商品に対する旺盛な需要を背景に増収増益、調整後1株利益が市場予想を上回り株価は上昇した。米百貨店大手のメ-シーズ(M)は下落。通期の業績予想を上方修正し、トニー・スプリングCEOが年末商戦への自信を示したが、買いが続かず下落して終えた。カジュアル衣料小売り大手のアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)はホリデー商戦が好調で通期の既存店売上高見通しを上方修正し、大幅高となった。
動画配信のネットフリックス(NFLX)は下落。米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリーを巡りほぼ現金での買収提案をしたと伝わった。またワーナーの買収で競合しているパラマウント・スカイダンス (PSKY )は買収先を失う可能性が嫌気され大幅安、コムキャスト(CMCSA)は上昇して引けた。
セールスフォースは市場予想を上回る第3四半期決算を発表、また第4四半期売上高見通しを上方修正したことで株価は時間外で上昇している。
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