*06:53JST NY株式:NYダウは104ドル高 追加利下げ観測が支援材料
米国株式市場は上昇。ダウ平均は104.05ドル高47,954.99ドル、ナスダックは72.99ポイント高23,578.13で取引を終了した。ダウ平均、ナスダック総合指数ともに上昇して寄り付き、その後も堅調に推移した。来週開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)での追加利下げ観測が相場を下支えした。ただ週末のポジション調整による売り圧力から上値は重く、終日、小幅な値動きに終始した。セクター別ではメディア・娯楽が上昇、公益事業が下落した。
動画配信大手ネットフリックス(NFLX)は、メディア大手ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー(WBD)の映画およびストリーミング部門を720億ドルで買収することで合意したと発表したが、トランプ政権が独占禁止法上の懸念を示した。ネットフリックスは下落、WBDは上昇して終えた。デジタルインフラ会社デジタルブリッジ・グループ(DBRG)はソフトバンクグループが買収する方向で協議と伝わり急騰。法人向けITソリューションを提供するヒューレット・パッカード・エンタープライズ
(HPE)は11-1月期売上高見通しが市場予想に届かず一時失望売りが広がったが、市場予想を上回る調整後1株利益見通しなどを評価する買いが入り、上昇して終えた。アナリストによる目標株価引き上げが支援材料となったアルファベット(GOOGL)は上昇。メタ・プラットフォームズ(META)は上昇。AIウェアラブルのスタートアップ企業リミットレスがメタに買収されたと発表した。
次期FRB議長候補の最有力とみられている米国家経済会議(NEC)のハセット委員長は、地区連銀総裁の任命を巡り居住要件を新設すべきとするベッセント財務長官の意見を支持する考えを示した。
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