*12:59JST 米国株見通し:下げ渋りか、売り一巡後は買戻しに期待
(12時30分現在)
S&P500先物 6,846.25(-2.00)
ナスダック100先物 25,671.00(-28.75)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は6ドル安。米長期金利は高止まり、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ。
9日のNY市場で主要3指数はまちまち。ダウ平均は179ドル安の47560ドルと続落、S&P500は小幅安、ナスダック総合は小幅高で取引を終えた。連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利下げはほぼ織り込まれたが、来年の緩和ペースを巡る見方が分かれている。個別銘柄ではJPモルガンが費用見通しの上振れを嫌気され大きく下げた。また、エヌビディアは、中国政府による販売制限報道を受けて売り込まれ、相場の下押し圧力となった。
本日は下げ渋りか。連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げは織り込まれ、金利見通しやパウエル議長の発言内容が注目材料。タカ派的な姿勢が示されれば金利低下期待が後退し、株価の上値を抑える可能性がある。一方、景気軟着陸への見方が維持されれば買い戻しが入りやすい。半導体ではブロードコムの決算を控えて様子見姿勢が続く見通し。金融株はJPモルガンの下落で軟調ながら、金利安定なら下値は限定的か。全般的に押し目買いが下支えする展開とみたい。
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