収益化が難しければ早々に事業を売却する経営判断のスピード
その後、コシダカは、スパなどの温浴事業や、ボウリングといった新たなエンターテインメント分野にも進出しました。
新たにSNS向けライブ配信も可能な設備を一部店舗へ導入したということだったので、私が同社の株主総会に出席した際、「eスポーツ(ゲーム対戦競技)利用への展開などいかがでしょうか」と提案したこともあります。
ただ、こうしたチャレンジのすべてが成功しているわけではなく、ボウリング事業に関しては2年ほどで撤退しています。エンターテインメント分野でのカラオケ事業との相乗効果を期待してのとり組みだったわけですが、収益化が難しいと判断して早々に事業を売却したのです。
その経営判断のスピードは一投資家としても見習いたいと思っています。
先日、東京・渋谷本店をはじめて利用したときは、大人数用のカラオケルームをミニライブ会場として提供しており、ライブ需要をもとり込もうとしていることに気づきました。
コロナ前からライブ会場が減少傾向にあるというニュースは把握していましたが、コロナでライブがオンライン配信主体となったため、ライブ会場はさらに需要がなくなり、経営的に苦境に陥っているという記事を何度か見かけました。
カラオケルームのライブ利用はカラオケ業態とのシナジーもあるので、新たなサービスの展開にも期待したいです。
チャレンジングなトライアル&エラーがいつか実を結び、業績に貢献する未来を期待しながら、今後もこの「カラオケ」×「居抜き」の稼げるビジネスモデルが大きく崩れない限りは、私に福を呼んでくれた“まねきねこ”として、“ガチホ”を続けるつもりです。
株式投資では、短期的な株価の値動きに気をとられがちですが、それよりも大事なのは、企業の事業価値の本質を見極めること。業態の裏側にあるビジネスモデルを見抜くことによって“ガチホ”できるようになり、そこから10倍株への道が開けるのだと思っています。
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そんな愛鷹氏がいま注目しているのは、どのような銘柄なのか。関連記事『《元手160万円→4億円の10倍株ハンター厳選の大化け期待4銘柄》96銘柄でテンバガー達成の愛鷹氏が狙いを定める「増配ラーメン銘柄」「サイバー攻撃対策・サッカーW杯で上昇期待の株」などお宝株候補を詳細解説』で詳しく紹介している。
※愛鷹・著『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
愛鷹(あしたか)/現役サラリーマン投資家。理系大学院修了。2008年に株式投資を始め、約4億円の株式資産を築く。保有銘柄は1000社を超える。2026年2月現在、14年連続通算98銘柄で10倍株(テンバガー)を達成。「テンバガーハンター」と呼ばれる。著書に『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)。
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