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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】ナック Research Memo(5):期初計画据え置き、成長投資を加速させつつ、主力事業の成長に注力(1)

*11:35JST ナック Research Memo(5):期初計画据え置き、成長投資を加速させつつ、主力事業の成長に注力(1)
■ナック<9788>の今後の見通し

1. 2026年3月期の業績見通し
2026年3月期の連結業績予想については期初予想を据え置き、売上高62,000百万円(前期比3.7%増)、営業利益2,900百万円(同3.6%減)、経常利益2,900百万円(同4.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,900百万円(同39.1%増)と増収ながら最終利益を除いて減益を見込んでいる。事業セグメント別の業績予想についても変更はない。2025年3月期までの新規出店等による投資の回収を行いつつ、長期ビジョン達成に向けた人的資本や新商品・新サービス、販促活動に向けた投資を進めるというスタンスも継続する。建築コンサルティング事業や住宅事業については、上期に引き続き下期においても同様に厳しい事業環境が予想されるが、両事業ともに下期に業績が伸びる傾向があるほか、特に住宅事業については、2026年3月期に入り受注の落ち込みは軽微とのことで、下期の巻き返しに期待がかかる。クリクラ事業、レンタル事業、美容・健康事業においても重点施策を推進するほか、これらの事業に関しては、下期に到来する年末商戦等の販売拡大機会が業績向上の好機となることから、確実な売上・利益増加につなげたいところだ。また2026年3月期から開始した「その他」事業については、先行投資が嵩むものの着実に増収が図られており、業績予想達成をにらんでの注力ポイントの1つとなることが期待される。なお配当も期初予想に変更はなく、1株当たり年間22円(中間5円、期末17円)を計画し、配当性向49.7%を見込んでいる。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬 智一)

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