子供にかかった受験費用、少しでも“元を取りたい”?(イメージ)
いよいよ中学受験シーズン本番。受験生とその家族にとって緊張感が高まる一方で、新年度から受験対策を本格化させようという人たちの意識も強くなる頃合いだ。
受験勉強に欠かせないのが参考書だが、昨今はそれをフリマサイトで取引するのも当たり前になってきた。受験生は合格して不要になったそれらを廃棄すればただのゴミだが、売ればいくばくか懐に入るし、これから本腰を入れる人にとっては割安で手に入るとあって、双方にとって好都合というわけだ。
サイト上には書店で売られているような参考書だけでなく、大手受験対策塾のオリジナルテキストや模試も散見され、なかには親が子供の中学受験で使ったものを売っているケースも珍しくない。
「模試は1教科数百円、学校別は4教科5000円で出した」
Aさん(40代女性/東京都)は、姉妹2人のどちらも難関中学受験対策で知られるSAPIX(小学部)に通わせ、実際にいずれも私立中学を受験させ、それぞれ第一志望に合格。使い終わった参考書や塾のテキスト、模試類はすべてフリマサイトに出品した。
「現在姉が高校1年生で、妹が中学2年です。妹が中学受験の勉強をするとき、姉が受けていた塾の模試がいい教材だったんですよね。妹の受験が終わり、中学受験関係の資料や参考書は全部不要になったので、『誰かの役に立つのでは』という考えから、よっぽど汚いもの以外、フリマサイトに出品しまくりました」(Aさん)
Aさんは「模試は1教科数百円、学校別の模試は4教科5000円ぐらいで出した」と明かす。いずれも、実際に娘たちが受験したものだ。
「SAPIXはそもそも通塾にかかるお金が年間70万円ぐらいと他の塾に比べて高く、勿体ないので売ろうと思っただけです。少しでも元が取れたら嬉しいし、着られなくなった服とか、読まなくなった本を中古買取に売るのに出すのと同じ感覚ですね。
SAPIXのような頭のいい子たちが通うエリートブランド塾のテキストや模試は貴重だから、使ってくれる人がいるならいいかなと。すぐに売れたものもありましたが、全然売れなかったものもありました。売れないものは1年ぐらいで処分しちゃいましたけど、2人が小5、小6で通ったもの全部で10万円ぐらいになりました」(Aさん)
