「社長の名前+会社名」でインタビューや動画を検索
このほかに私が注目するのは「経営者の言葉」です。株式投資というと、つい数字ばかりに目が行きがちですが、企業を動かす「人」を見ることで、その企業が信頼できるかわかります。また、経営者の生の言葉には意欲や覚悟、本音がにじみ出ます。私はいつも「社長の名前+会社名」でインタビューや動画を検索します。
投資において「経営者」は「最重要の無形資産」といえます。導く経営者が優秀であれば、成長が期待できます。一方でいくら財務が良くても、経営者の判断1つで、企業は大きく傾くこともあります。
経営者の言葉から、経営哲学、経営スピード、コミュニケーション力などが見えます。これらは今後の成長を左右してきます。また社長次第で、社風や社員の士気にも影響してくるといえるでしょう。
【社長インタビュー・動画のチェックポイント】
(1)出自・経歴
創業者か? 雇われ社長か? 出身は営業か? 技術か? 外資か? 銀行か?
→経営者の強み・視野・クセがわかる
(2)自信・熱量
今後の成長にどれだけ自信を持っているか
熱意だけの経営者を見抜くには経験が必要
私がKabu Berryなどの個人投資家向け説明会によく参加するのは、経営者が自ら登壇して話す「生の言葉」から、未来の可能性が読み取れるからです。たとえばアドソル日進の説明会で、参加者が「業績が下方修正される可能性はありますか?」と質問したことがありました。登壇した社長は「ないですね」と即答しました。システム業界のこの会社はすでに数年後の仕事が確定しており企業成長が確約されていたのです。実際株価も上がりました。
このように、決算資料には載らない情報が、経営者の言葉からわかることがあります。
ただ、熱意だけの経営者を見抜くには経験が必要です。同じく登壇していた、とある企業の社長講演も熱意あるものでしたが、私は少し違和感を覚えました。その後、この企業は高額の株主優待で個人投資家の人気を集めたものの、一度も優待を実施せずに廃止するという、非常に不誠実な事件で有名になります。
経営者の熱意や自信が“嘘”とは言いませんが、それが数字や実行力で裏づけされているかどうかは、必ず確認したいところです。
* * *
そんななごちょう氏がいま注目しているのは、どのような銘柄なのか。関連記事『《元手50万円→資産2億円超のなごちょう氏が厳選した大化け期待3銘柄》世界トップシェアの半導体化学メーカーなど、話題の割安株投資家が「期待が膨らむ材料」を詳細解説』では、具体的な銘柄を挙げて解説している。
※名古屋の長期投資家・著『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』(高橋書店)を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
名古屋の長期投資家(なごちょう)/学生時代の1995年12月から株式投資を開始。インカムゲインと配当の成長が期待できる割安株への長期投資が基本。投資銘柄の割安さが解消されるまで持ち続けるスタイルで、2026年1月現在、200銘柄以上を保有するという超分散投資。現在の株式資産は2億円超(2026年1月時点)。2025年の年間配当金合計は500万円を超えた。名証(名古屋証券取引所)上場銘柄を好み、年間に10社前後の株主総会に参加する。2025年11月に出版した初の著書『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』(高橋書店)が好評で2万3000部を突破。
Xアカウント:@Nagoya_Tyouki