全国公営競技施行者連絡協議会が「公営競技広告・宣伝指針」を発表(ホームページより)
「過去の購入額に応じてポイント還元率アップ」が終了へ
なかには、過去の購入額に応じてポイント還元率がアップするものもあった。
たとえば競輪とオートレースの投票サービスを提供する『WINTICKET』ではこの1月まで、前月の購入額で決まるステージに応じてポイント還元率がアップする「ステージ制度」を提供していた。最低ランクの「STANDARD(スタンダード)」では還元率0%で、1か月で30万円以上の購入が必要な最高ステージの「PLATINUM(プラチナ)」はポイント還元率が3%だったが、今回の広告・宣伝指針の施行により、2月からこの制度は終了。2月の購入分については1月購入分によるステージに応じた還元率が適用されるが、3月以降の還元率は一律1%となる。
同じく競輪とオートレースの投票サイトである『チャリロト』でも、1か月間の購入額に応じて決まる「スターランク制度」があり、ランクに応じてポイント還元率が決定していた。こちらも『WINTICKET』と同様、2月の購入分については1月の購入額で決まったランクに応じた還元率が適用されるが、3月以降は全会員一律1%となる。
また競輪、オートレース、地方競馬の投票サイトである『オッズパーク』でも、前月の購入額によってポイント還元率が決まる仕組みがあった。こちらもやはり、2月は前月の購入額に応じた還元率を適用し、3月以降は購入額に関係なく1%だ。
「これまでの投票サイトのポイントサービスの中には、“より多く購入したユーザーが得をする”システムがあったわけです。その仕組みが多額の購入を促し、結果としてギャンブル依存症対策と逆行していたと見ることもできる。仮に投票サイトの過当競争が激化したならば、このポイントサービスがエスカレートしていく可能性も否めないことを考えると、どこかで歯止めをかける必要があったのかもしれません」
今回の広告・宣伝指針によって通常レースでのポイント還元率は上限1%となったが、一方で“特別なレースなど”については“上限5%”と定められている。では、どういったレースが“特別なレースなど”にあたるのか。後編記事【《公営競技の広告・宣伝指針策定で何が変わるか》投票サイトでポイント還元率が上限5%になる「特別なレース」とは? 現段階では明確な定義なく各サイトで異なる解釈】では、各投票サイトでの“特別なレース”の解釈について紹介している。
