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ミラノ・コルティナ五輪メダリストたちの“報奨金格差” 「金+銀のりくりゅう」と「金+銅の村瀬心椛」に400万円の差が出る理由

りくりゅうには、所属先から2000万円ずつの報奨金を贈られた(時事通信フォト)

りくりゅうには、所属先から2000万円ずつの報奨金を贈られた(時事通信フォト)

差が出る理由は「メダルの色」だけじゃない

 同じTOKIOインカラミ所属のスノーボードの村瀬心椛は「金」と「銅」を獲得したが、SAJ(全日本スキー連盟)の報奨金は金メダルで300万円、銀メダルは200万円、銅メダルは100万円。JSFより金メダルが200万円少ない。そのため、JOCから600万円(500万円+100万円)、SAJから400万円(300万円+100万円)の合計1000万円に所属会社からの報奨金(非公表)が加わる。

 今回のミラノ・コルティナ五輪でJOCや加盟団体のJSF、SAJからの報奨金が出た選手は個人と団体を合わせて25人。最高額が「りくりゅう」の2人で各1400万円、次が村瀬心椛の1000万円。メダルの色としては「金と銀」、「金と銅」の違いだが、SAJのほうが金メダルの報奨金が高いため、差が大きくなった格好だ。

 さらにフィギュアスケートで団体と個人で「銀」が2つの坂本花織(200万円+200万円+200万円+200万円)、スノーボードで「金」が1つの深田茉莉(500万円+300万円)ら6人が800万円で続く。以下、600万円(3人)、400万円(5人)、200万円(8人)となる。

 JOCが25人のメダリストに支払った報奨金の合計は7400万円。JSFは3600万円、SAJは3000万円だった。

 JSFは予算を公表していなかったが、SAJはミラノ・コルティナ五輪の報奨金として3100万円の特別予算を計上していた。

 開幕前の取材に対し、SAJでは「あくまでも予算として計上したもので、この数字を上回るメダル獲得を期待しています」としていたが、ほぼ予算ぴったりの額に収まった。スキーチームは見通し通りの活躍を見せたということになるだろう。

 ちなみに前回の北京五輪では銀メダルに輝いた日本女子チーム(ロコ・ソラーレ)にはJCA(日本カーリング協会)から「資金がない」として報奨金はなく、カーリング日本代表のオフィシャルスポンサーを務めるJA全農からチームに米100俵と選手1人1人に乳製品1年分が贈呈された。

 今回はJCAの表彰規定が「オリンピック競技大会でメダルを獲得したチームの選手に対し五輪報奨金を授与することができる。報奨金の額は、オリンピック競技大会開催日の前日までに、理事会の決議により決定する」と改訂され、「五輪でメダルを獲得した選手に表彰金を授与することを決めた」と発表した。金額については定めず、「結果を受けて協議する」としていた。ただ、3大会連続のメダルが期待された日本女子チーム(フォルティウス)は2勝7敗で8位に終わった。そのためJCAからの報奨金は金額が決まることもなく、支払われることはなかった。

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