株主優待に「家計を助けられた」こともあったと振り返る(イメージ)
日経平均株価は乱高下を繰り返しながら、過去最高値を更新してきた。一方で、国際情勢の混迷などもあって「いつ暴落がくるのか……」と不安を抱く個人投資家も少なくないだろう。荒れる相場のなかでも、比較的安定した恩恵を受けられる投資手法が「株主優待投資」だ。1年で最も優待銘柄の権利確定が多い3月末まで残りわずか。資産1.8億円超で優待に詳しい専業主婦投資家・ようこりんさんに優待株投資の魅力を聞いた。
「家計を直接助けてくれる」
株主優待を受け取るには、「権利確定日」の2営業日前の「権利付最終日」に株を保有している必要がある。今年は3月31日が火曜日のため、3月末権利確定銘柄の権利付最終日は27日金曜日となる。3月末が権利確定日となる銘柄が多い株主優待。ようこりんさんは、優待投資の一番の魅力は「家計を直接助けてくれること」だと語る。
「今でこそ億という資産を築けましたが、夫の給料がどんどん下がっていき、生活が厳しい時代もありました。あの時代、優待のお米や外食優待券に本当に助けられました。物価が上がっているのに(実質的に)給料が減る状況で、お金の置き場所を変えるだけで商品が届く。これほどありがたいことはないと思います」(以下、「」内のコメントはようこりんさん)
優待が届く嬉しさを感じる度に、株式投資への意欲も高まっていったという。行き着いたのが、割安な銘柄を見つけて仕込み、中長期保有で配当や株主優待をもらいながら値上がりを待つ「バリュー株投資」だ。優待で家計を下支えしつつ、着実に資産を築いていった。
「優待株は安定感があるだけでなく、割安で放置されている銘柄を見つけられれば、伸びる可能性も大きい。そのきっかけとなるのが優待の新設や拡充。情報が出たら要チェックです。PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)、配当や業績、最近では営業利益率をチェックします。そうすると中には“これは買いしかない”と思える銘柄が結構あるんです」
具体的には、PBRが1倍割れ、PERが10倍前後の銘柄に注目する。配当利回りが2%以上あれば、優待の内容次第で総合利回りが4%程度になることもあるという。
「私が探しているのは、“今は割安”の銘柄。そのため、数か月後までにすぐに伸びるということを期待しているわけではありません。優待株で選ぶならば、何年も保有する可能性を考えて、できるだけ割安の銘柄を吟味して、優待と配当をもらいながらのんびりと保有し、数年後に化けたらラッキーくらいの気持ちで臨むといいと思います」
優待で企業を体感
割安株であれば、相場が荒れても値動きは比較的穏やかで、狼狽せず静観していられる点も魅力的だという。優待や配当という“実感できるリターン”があることで、短期の値動きに一喜一憂せずに済むからだ。
優待を実際に使うことで、企業のサービスや姿勢を肌で感じられる点も、優待投資ならではの醍醐味だという。
「優待で手に入るサービスを受けたり、商品を手に入れたりすることで、オーナー(株主)として企業を見る視点と、消費者として体験する視点の両方を味わえます。優待を手に入れて、肌で感じて、継続するか否かを決めています。優待投資は思っている以上に奥が深い投資だと私は思っています」
では、ようこりんさんが具体的に注目する「満足度の高い優待があり、化ける可能性も秘めている」銘柄とはなにか。関連記事『《資産1.8億円の専業主婦投資家・ようこりんさんイチ推しの11銘柄》締め切り間近! 2万円ちょっとで買える通信大手ほか、掃除グッズ、靴、コンタクトなど生活に役立つ優待を一挙公開』で詳しく解説している。
【PROFILE】
ようこりん/2005年に株式投資を開始し、主婦業のかたわら1億8000万円の資産を築く。アメーバブログ「ほんわかようこりん」を運営。株式売買の記録や、株主優待の情報などについて発信している。AmebaブログFX・株予想・為替ジャンルでトップブロガーとして圧倒的な支持を得ている。資産を築く中で、魅力ある優待情報もチェックし、優待に詳しい投資家としても有名。
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