りくりゅうペアの「今後の報酬の上積み」はどれほどになるのか(時事通信フォト)
ミラノ・コルティナ五輪でフィギュアスケートペアの日本ペアとして初の金メダルを獲得した“りくりゅう”こと三浦璃来・木原龍一組。所属先の木下グループから報奨金2000万円ずつが贈られ、JOCや日本スケート連盟からの報奨金も合わせて2人で計6800万円を手にしたことが話題となった。
2連覇がかかっていた3月24日からの世界選手権(チェコ・プラハ)は出場を辞退したが、イベントには引っ張りだこだ。三浦は生まれ故郷の宝塚市役所、木原が東海市役所へ表敬訪問するなど多忙を極め、次に登場するのは4月3~5日に大阪・門真市、4月10~12日に東京・江東区で行なわれるアイスショー「スターズ・オン・アイス」となる。スポーツ紙デスクが言う。
「1986年に北米でスタートした伝統あるアイスショーの日本公演。オリンピックメダリストや世界選手権王者など、フィギュアスケート界のトップスターが集結する。今回もりくりゅうの他、女子は坂本花織、アリサ・リュウ、中井亜美、男子も鍵山優真、佐藤駿といったメダリストが登場。2006年トリノ五輪で金メダルの荒川静香も出演する。
主催にはIMG、TBSの他、りくりゅうが所属する木下グループも名を連ねる。木下グループは特別協賛として冠スポンサーになっており、東京と大阪での追加公演を含め6日間で全9公演となる。りくりゅうが金メダリストとして凱旋する金メダル効果で9000~2万4000円(一般)の約7000席も全公演で完売した。木下グループからりくりゅうへの報奨金4000万円も納得できる」
これからの報酬の上積み
計6800万円の報奨金を手にした2人だが、今後の報酬の上積みはかなり大きいという。広告代理店関係者が言う。
「講演のギャラも上がるだろうし、引退後のフィギュアスケーターの収入のメインとなるアイスショーのギャラも上積みされる。フィギュア選手は現役時代に稼ぐというより、そこでの実績により引退後の大きな稼ぎが生まれる構造がある。メダリストになればアイスショーでの待遇が変わり、客が呼べる看板選手として扱われる。
通常は1公演で1人20万円程度とされるが、メダルを獲ればケタが変わる。金メダリストになればメインスケーターとして10倍程度に跳ね上がって1公演1人200万円が相場となる。今度の『スターズ・オン・アイス』では大阪と東京で9公演だから、2人で3000万円を大きく超える額が1週間ちょっとで稼げる計算です。4年に一度の五輪と違ってアイスショーの機会は多く、大きな収入源になる」
日本記者クラブ(千代田区)の会見で2人は、2030年のフランス・アルプス五輪での2連覇挑戦については「正直わからない」とし、9歳年上で33歳の木原は引退の可能性もある。三浦は「木原選手が引退する時、私が違う人と組むことは絶対にない。私も一緒に引退する」と話し、「将来的には日本でペアの指導者を2人でやりたい」と夢を語った。
