*06:50JST 23日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は反発、イラン緊張の緩和を期待
■NY株式:米国株式市場は反発、イラン緊張の緩和を期待
米国株式市場は反発。ダウ平均は631ドル高の46208.47ドル、ナスダックは299.15ポイント高の21946.76で取引を終了した。
トランプ大統領が停戦に向けイランと協議しているとの発言で原油価格が下落し投資家心理の改善で、寄り付き後、上昇。終日、長期金利の低下を好感した買いに加え、成長悪化やインフレ上昇懸念の後退で、相場は続伸し、終了した。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、不動産・管理開発が小幅安。
航空会社のアメリカン(AAL)やユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(UAL)はイラン戦争の緩和の可能性や燃料コスト上昇懸念の後退で、それぞれ買い戻された。クルーズ船運営のカーニバル(CCL)やノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス(NCLH)も原油価格の下落によるコスト減期待にそれぞれ上昇。半導体設計ソフトウエアのシノプシス(SNPS)は物言う株主のエリオット・インベストメント・マネジメントが数十億ドル相当分の同社株取得を明らかにし、上昇。
カジノ運営のウィン・リゾーツ(WYNN)やラスベガス・サンズ(LVS)、スポーツ賭博運営するドラフトキング(DKNG)は、上院議会が「Kalshi」などの予測市場においてスポーツを巡る賭けを禁じる法案を検討しているとの報道で競争激化懸念が後退し、それぞれ上昇。エネルギーインフラ会社のシェニール・エナジー(LNG)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。
イラン最高指導者の軍事顧問は制裁解除まで「戦争は続く」と、国営テレビに語った。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:原油安と金利安でドル反落
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は159円00銭から158円02銭まで下落し、158円45銭で引けた。トランプ米大統領がイランの発電所やエネルギー施設攻撃を停止するとの発表を受け原油価格の下落に連れ、長期金利低下に伴うドルの売り戻しに拍車をかけた。米2月シカゴ連銀全米活動指数や1月建設支出が予想外のマイナスとなったこともドル売
りを支援した。
ユーロ・ドルは1.1544ドルから1.1640ドルまで上昇し、1.1612ドルで引けた。ユーロ圏・3月消費者信頼感指数速報値が予想以上に低下し伸び悩んだ。ユーロ・円は183円60銭から184円24銭のレンジで上下に振れた。ポンド・ドルは1.3350ドルから1.3479ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.7906フランから0.7835フランまで下落した。
■NY原油:大幅反落、複数の仲介国が米国とイランと個別会談
23日のNY原油先物5月限は大幅反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-10.10ドル(-10.28%)の88.13ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは84.37-101.67ドル。一部報道によると、トルコ、エジプト、パキスタンが、米国とイランと個別に会談し、戦争終結などについて協議したもよう。ただ、米国とイランが直接協議することは実現困難との見方が多く、中東紛争の終結は予見できない。ホルムズ海峡の早期再開の可能性は低い。通常取引終了後の時間外取引では主に88ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.52ドル +0.36ドル(+0.76%)
モルガン・スタンレー(MS) 164.32ドル +2.85ドル(+1.76%)
ゴールドマン・サックス(GS)831.27ドル +17.74ドル(+2.18%)
インテル(INTC) 44.01ドル +0.14ドル(+0.31%)
アップル(AAPL) 251.49ドル +3.50ドル(+1.41%)
アルファベット(GOOG) 299.02ドル +0.23ドル(+0.07%)
メタ(META) 604.06ドル +10.40ドル(+1.75%)
キャタピラー(CAT) 701.70ドル +20.82ドル(+3.05%)
アルコア(AA) 56.08ドル -0.37ドル(-0.65%)
ウォルマート(WMT) 120.72ドル +1.70ドル(+1.42%)
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