*12:07JST 日経平均は大幅反発、買い優勢の展開で初の6万8000円超え
日経平均は大幅反発。1718.21円高の68452.45円(出来高概算12億2507万株)で前場の取引を終えている。
前日2日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は228.91ドル高の51307.79ドル、ナスダックは7.09ポイント高の27093.90で取引を終了した。クリーブランド連銀のハマック総裁が高インフレによる利上げの必要性を指摘し警戒感から、寄り付き後、下落。その後、JOLT求人件数が予想を上回り労働市場の堅調さを証明したためダウは上昇に転じた。一方、原油高で金利先高観が重しとなりナスダックは軟調に推移したが、人工知能(AI)の強い需要期待に終盤にかけプラス圏を回復し、相場は連日で過去最高値を更新した。
米株式市場の動向を横目に、3日の日経平均は504.29円高の67238.53円と反発して取引を開始した。前日の米国市場でダウ平均とナスダック指数がそろって上昇した流れを受け、寄り付きから半導体関連株を中心に買いが先行した。東京市場では米AI需要拡大への期待を背景に半導体製造装置や電子部品株へ資金流入が強まり、指数上昇を主導。為替の円安基調も輸出関連株の支援材料となった。前場中盤以降は先物主導の買いも加わり、日経平均は上げ幅を大きく拡大して初の68000円を超えて推移した。
個別では、東エレク<8035>、アドバンテ<6857>、フジクラ<5803>、イビデン<4062>、TDK<6762>、京セラ<6971>、ファナック<6954>、キオクシアHD<285A>、スクリン<7735>、信越化<4063>、レーザーテック<6920>、住友電<5802>、ディスコ<6146>、ホンダ<7267>、村田製<6981>などの銘柄が上昇。
一方、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、大塚HD<4578>、中外薬<
4519>、コナミG<9766>、第一三共<4568>、ソニーG<6758>、バンナムHD<7832>、アステラス薬<4503>、野村総合研究所<4307>、メルカリ<4385>、味の素<2802>、武田<4502>、富士通<6702>、ベイカレント<6532>などの銘柄が下落。
業種別では、非鉄金属、電気機器、金属製品などが上昇した一方で、医薬品、情報・通信業、海運業などが下落した。
後場の日経平均株価は、高値圏で推移しながらも利益確定売りをこなしつつ方向感を探る展開となりそうだ。前場は米国株高とAI関連需要への期待を背景に半導体関連株へ買いが集中し、指数を大きく押し上げた。一方で、米国ではJOLT求人件数が市場予想を上回り労働市場の底堅さが確認された半面、FRB高官からはインフレ抑制に向けた利上げ継続の必要性が示されており、金融政策を巡る不透明感は残る。
加えて、原油価格は高止まりが続いており、インフレ圧力や米長期金利の動向が引き続き市場の関心材料となる。今後は米雇用関連指標の発表も控えており、景気と物価のバランスを見極める展開が意識されよう。急ピッチな上昇の反動による利益確定売りには注意が必要だが、外部環境が大きく悪化しない限り底堅さも維持されそうだ。
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