*16:49JST AI関連株買いが続き、初の68000円台に【クロージング】
3日の日経平均は大幅反発。前日比1667.89円高の68402.13円(出来高概算25億4000万株)と、初めて68000円台に乗せて取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が買われた流れを引き継ぎ、キオクシアHD<285A>やアドバンテス<6857>、フジクラ<5803>といった半導体・人工知能(AI)関連株を中心に買いが先行。日経平均は反発して始まった後もじりじりと上げ幅を拡大し、後場中盤には68786.49円まで上値を伸ばした。大引けにかけてはやや上げ幅を縮めたが、後場は概ね68600円付近と日中の高値圏でもみ合う展開となった。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、非鉄金属、ガラス・土石、電気機器、鉱業など25業種が上昇。一方、情報通信、医薬品、空運、不動産など8業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、東エレク<8035>、アドバンテス、フジクラ、京セラ<6971>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、コナミG<9766>が軟調に推移した。
前日の米国市場では主要3株価指数が続伸。イランとの和平交渉を巡る不透明感から原油価格が上昇するなか、半導体・AI関連銘柄への買いが相場をけん引した。なかでも主要な半導体関連株で構成されるSOX指数が6%近く急伸したため、東京市場でも関連銘柄に買いが先行。累進配当政策の実施を発表したキオクシアHDが一時、初の80000円大台を突破したほか、その他の主力ハイテク株に投資資金が集中する展開が続いた。一方で、ソフトバンクGが反落したほか、国内大手証券による投資判断格下げが嫌気されたSHIFT<3697>が急落。5月の月次動向で客単価の伸び悩みが嫌気されたファーストリテも下落していた。
日経平均が節目を突破するなか、半導体・AI関連株には「買い疲れ感」を指摘する声も一部で上がっている。しかし、ベンチマークを上回るパフォーマンスを達成するためには外せない中核銘柄だけに、買わざるをえない相場だろう。また、以前にも言及した個人やアクティブ型の機関投資家などによる配当金の再投資も需給的には下支えとして意識される。さすがに、25日移動平均線との上方乖離率が急速に拡大しており、短期の過熱調整の動きはあろうが、引き続き先高期待の強い状況が続きそうだ。
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