家計

お得なポイントも 鉄道の混雑緩和キャンペーンは成功するか?

混雑緩和のオフピーク通勤は定着するか

混雑緩和のオフピーク通勤は定着するか

 東京都心で働くサラリーマンや都心の学校に通う学生たちにとって、毎日の悩みの種となっているのが、朝のラッシュ時の満員電車だ。朝の8時から8時半くらいをピークに、200%近い乗車率になる路線も少なくない。

 首都圏の路線の中でも特に混雑が深刻化しているのが東急田園都市線だ。田園都市線沿線に住む30代会社員の男性はこう話す。

「とにかく朝は大混雑で電車が遅延するのも日常的です。私は渋谷駅で降りるのですが、ホームが人でいっぱいになって、危険に感じることもあります」

 そんな田園都市線はラッシュ時の混雑緩和を目指し、オフピーク乗車を呼びかけるための「田園都市線早起き応援キャンペーン」を4月3日から6月30日までの期間で実施している。

 これは、混雑のピークを避けて、早く通勤した人にTOKYU POINTをプレゼントするというもの。対象となるのは、「中央林間~二子玉川」でのいずれかの駅で午前7時までに入場した乗客と、「用賀~池尻大橋」のいずれかの駅で午前7時20分までに入場し、渋谷駅、目黒駅、五反田駅、大井町駅、もしくは他社線で降車した乗客。「電車とバスで貯まるTOKYUPOINT」のサービスに登録したPASMO・Suicaで入場することで、1日1回50ポイントがもれなく貯まる。

 TOKYU POINTは1ポイント=1円に換算し、加盟店で使えるだけでなく、PASMO・Suicaへチャージすることも可能だ。月曜日から金曜日まで毎日オフピーク通勤をすれば、単純計算で月に1000円ほど得することとなる。

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