*10:16JST リソー教育グループ Research Memo(6):自己資本比率50%台で財務内容は良好
■リソー教育<4714>の業績動向
3. 財務状況
2026年2月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比557百万円増加の22,667百万円となった。主な変動要因として、流動資産では現金及び預金が871百万円減少した一方で、営業未収入金が200百万円増加したほか、未収消費税等のその他の流動資産が増加した。2月末日が金融機関の休日にあたり着金が翌月にずれ込んだことが、営業未収入金や未収消費税等の増加要因となった。固定資産では新規校舎の開校等により有形固定資産が165百万円増加したほか、ソフトウェアを中心に無形固定資産が115百万円増加した。
負債合計は前期末比325百万円増加の10,401百万円となった。退職給付に係る負債が173百万円減少した一方で、未払法人税等が260百万円、資産除去債務が65百万円それぞれ増加したほか、繰延税金負債を132百万円計上した。純資産は同231百万円増加の12,265百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益1,615百万円を計上したが、配当金1,697百万円を支出したことで利益剰余金が84百万円減少した一方で、退職給付に係る調整累計額が287百万円増加した。
経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の54.1%から53.8%と若干低下したが、無借金経営で手元キャッシュが80億円を超える水準にあることから、財務の健全性は高いと弊社では考えている。手元資金は今後、株主配当に加えて「こどもでぱーと」の開設資金(新規教室開設に伴う敷金、教室設備・備品取得費、初期投資費用)や、2027年にヒューリック<3003>グループが開業する「MITAKE Link Park(渋谷)※」内に設立される創造文化教育施設(美術館、図書館等)の設備投資資金、DX戦略推進費用などに投下するほか、戦略的M&A・アライアンス資金としても活用する方針である。
※ 東京都と渋谷区が実施する「都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」の開発事業者としてヒューリックが選定され、地下2階、地上14階建ての複合ビルの開発を進めている(敷地面積9,670m2、延床面積50,000m2)。事務所、店舗、賃貸住宅、創造文化教育施設、多目的ホール等が入る予定である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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