割安に放置された有望なテーマやセクターとは(写真:イメージマート)
日経平均株価が6万円をつけた4月27日から7万円をつけた6月18日までの上昇分のうち、その半分以上となる5400円超も押し上げたのは、キオクシアホールディングス(HD)、東京エレクトロン、ソフトバンクグループというAI・半導体関連の3銘柄だった。なかでも際立っているのが、2024年12月の上場来で株価70倍超もの爆騰を見せ、時価総額でトヨタ自動車を抜いてトップになったキオクシアHDだ。
AIブームの“本場”米国株の“本命”銘柄
資産1.5億円超の「Bコミ」こと坂本慎太郎さん(こころトレード研究所所長)が指摘する。
「正直、キオクシア株がどこまで上がるかわからないですが、どこかで終わることを前提に投資すべきでしょう。同社の株価は一気に1万円上がったと思ったら、翌日には1万円も下がるほどボラティリティ(価格変動性)が高まっており、ここまでくると、投資した資金が半分になっても構わない人は参加してもいいでしょうし、2割でも下がるのはイヤという人は投資すべきではない。
それでも、キオクシアに続けとばかりに、AI・半導体関連で製造装置やデータセンター向けの設備投資関連などで株価が出遅れているような銘柄を探す動きもあります。ただ、AIブームに本気で乗りたいなら“本場”である米国株のなかでも“本命”に目を向けたほうがいい。
もちろん本命はエヌビディアですが、それよりも注目したいのがサンディスク(NASDAQ・SNDK)です。AIの頭脳となるエヌビディアのGPU(画像処理装置)に注目が集まりますが、実際には処理するための膨大なデータ保存をする“記憶”の部分も重要。さまざまなデータを処理して考えを巡らせるためのメモリであるSSDやデータをため込むHDDが不可欠であり、それらを手がけるサンディスクの需要が爆発的に伸びるのは必至と見ています。株価はキオクシアのように爆騰していますが、今後の爆発的な需要を見込めばまだまだ上値が望めるのではないでしょうか。
また、同社は昨年2月にウエスタン・デジタル(NASDAQ・WDC)からスピンオフして分離上場して“トンビが鷹を生んだ”格好ですが、鷹の利益がトンビに還元されることを考えると、こちらにも妙味があると考えます」
