AI動画再生モデルで株価上昇期待の中国株とは(Getty Images)
中国経済に精通する中国株投資の第一人者・田代尚機氏のプレミアム連載「チャイナ・リサーチ」。関連記事《中国初となる「全編AIGC」の長編テレビアニメ登場のインパクト 「五カ年計画」の後押しで着実に進むAI産業育成への取り組み》を踏まえて、「AI動画生成モデル」の急成長で株価上昇期待の中国株をピックアップして解説する。
芒果超媒はA株、バイトダンスは非上場
中国初の全編AIGC(AIによる自動生成コンテンツ)による長編テレビアニメ『后西遊記』(シーズン1、30回、1回の放送時間は約40分)の放送が8月31日、湖南衛星テレビ、芒果TV(動画配信)で始まり、同分野の発展が期待されている。
AIGC産業の発展によって業績が拡大するとみられるセクターとして、AI動画生成モデルを提供する企業、映像コンテンツ制作会社、AIチップメーカーやAIインフラ設備会社、デジタル広告会社などが挙げられよう。株式投資の観点からすれば、事業規模が比較的小さく、産業発展による収益へのインパクトの大きな銘柄を選びたいところだ。
そうした観点からすれば、『后西遊記』の動画配信を行う芒果超媒(300413:深センA株)や、テキスト、画像、音声などから高品質な短編動画を自動再生することのできるAI動画生成モデルを開発(『后西遊記』の制作にはこのモデルが使用された)するバイトダンス(TikTokの運営元)などがまず、ピックアップされよう。しかし、前者は外国人投資家の売買が困難な銘柄であり、後者は非上場だ。日本人投資家として投資対象となる銘柄は何か。
株価が低迷しているからこそ長期投資として魅力
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うフリーランスとして活動。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」も発信中。
