*07:53JST NYの視点:米長期債買戻し拡大初回は上限割れ、市場はインフレ懸念相殺するには不十分との見方
米財務省は債券市場支援する目的で長期債買戻し拡大プログラムを開始した。10日、残存10年-20年国債51.9億ドル買戻しを完了した。上限60億ドルに満たず、市場では失望感につながった。ベッセント財務長官が買戻し拡大プログラムを発表後、初めてのオペとなった。買戻しで上限未達となったのは、今回を含め3回のみという。次の買戻しは9月24日になる。あと6回、10月1日、6日、8日、15日、27日、11月4日に予定されている。規模は、財務長官が言及した「少なくとも通常(20億ドル)の2倍」と、不透明。
財務省が購入するのは取引が少ない古い国債で、国債市場を支援し、利回り低下を支援する可能性は残る。古い債務を新しい債務に差し替えるにすぎず、量的緩和ではない。市場は措置が流動性を改善させる可能性を指摘していたが、インフレや連邦債務拡大懸念を相殺するに「不十分」との見方が広がった。
ベッセント米財務長官は依然、買戻し拡大プログラムに自信を示しており、安値で購入するため、それ程、買い戻さなかったと言及。また、市場参加者の一部は、買戻し拡大プログラム初回の結果をあまり重要視しないとしている。あと6回残っている買戻しの結果やその効果を睨む展開となる。
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