*16:32JST 買い先行も失速、終盤に崩れる展開に【クロージング】
28日の日経平均は6営業日ぶりに反落。486.58円安の65877.62円(出来高概算24億1000万株)で取引を終えた。米株高の流れもあり、日経平均は買いが先行して始まった。寄り付き後も上げ幅を広げ、一時67034.74円まで上昇。ただ、買い一巡後は利益確定売りに押されて伸び悩み、マイナス圏に転じるなど前週末終値を挟んでのもみ合いに。後場も基本的には小幅マイナス圏でのもみ合い推移が中心だったが、中頃からやや下げ幅を広げると、大引けにかけて一段安となって取引を終えている。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、保険、銀行、電気ガス、サービスの4業種が上昇した反面、医薬品、パルプ紙、鉱業、化学を筆頭に29業種が下落。指数インパクトの大きい銘柄では、ソフトバンクG<9984>が概ね堅調だった半面、イビデン<4062>、キオクシアHD<285A>、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>などが弱かった。
25日の米国市場はNYダウが478ドル高、ナスダックは129ポイント高だった。イランのアラグチ外相は、米国が一定の条件を満たせば7日以内にホルムズ海峡を開放し、最終合意に向けた交渉を再開するとの計画を米国に示したと報じられた。これを受けた原油安のほか、米長期金利が低下したことが材料視された。こうした米株市場の動きもあって、主力の半導体関連などを中心に買われ、日経平均も買いが先行。ただ、じりじりと下げ幅を広げる動きを見せた韓国総合株価指数(KOSPI)なども気がかりななか、主力株が徐々に値を消すと、日経平均も失速する展開に。中間配当の権利取りの動きや配当再投資への思惑もあって下値の堅さは意識されていたものの、大引けにかけて急速に崩れて終える形となった。
日経平均株価は上値抵抗線として機能している75日線での攻防が続き、結局は同線に上値を抑えられる格好だった。後場終盤にかけて下落幅を広げたが短期筋の持ち高調整とみられ、引き続きソフトバンクGなどをはじめとした、AI(人工知能)や半導体関連株にらみの相場展開が続きそうだ。また、全体相場の弱さの背景には、長期金利の上昇もあるだろうが、三井住友<8316>など金融株の一角は好反応をみせており、センチメント改善につながるだろう。
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