*13:07JST unerry Research Memo(7):2027年6月期は引き続き増収増益を予想。自社成長を軸に増収増益を目指す
■今後の見通し
2027年6月期の連結業績予想は、売上高8,000百万円(前期比63.9%増)、営業利益556百万円(同31.1%増)、経常利益554百万円(同28.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益381百万円(同15.6%増)を見込んでいる。2027年6月期はブログウォッチャーの業績のうち9ヶ月(第2四半期以降)分が寄与することになるが、unerry<5034>単体では売上高6,500百万円(同33%増)、営業利益650百万円(同53%増)を見込み、ブログウォッチャーについては売上高1,500百万円、営業損失46百万円を見込んでいる。なおブログウォッチャーに係るのれん償却額46百万円が見込まれており、調整後EBITDAは669百万円(同48%増)を予想している。ブログウォッチャーについて営業損失を見込むのは、子会社化に伴う旧親会社グループからの独立により、グループの管理機能やシステム運用体制から分離されるため、それを補完する一定の業務委託費用が新たに発生すること等によるものである。また、ブログウォッチャーとの合併効果については業績予想には織り込まれていない。
2027年6月期はブログウォッチャーの連結による業績寄与はあるものの、同社としては2027年6月期についてはブログウォッチャーとの合併検討を含む重点テーマに取り組むことで業績向上を図る方針である。企業側のビッグデータ活用による分析・可視化に対する需要は引き続き強いと同社は見ており、同社の安定的な収益の源泉である顧客基盤を、新規顧客の獲得により拡大しつつ、既存顧客の深耕・クロスセルによって積み上げ、2027年6月期の重要テーマの1つである顧客ポートフォリオに応じた顧客基盤を強化する。新規顧客のリカーリング化を図りつつ、顧客特性に応じた最適なアプローチを行うことで顧客の多様性に対応したサービス提供を行う。
売上高は、リテールDX事業及びスマートシティ事業における分析・可視化サービスの成長を見込む。足元の案件パイプラインにおいても分析・可視化サービスに関するものが多く、これらの案件を計画どおりに進めるとともに、リテールDX事業においてはクロスセルによるNRRの引き上げ、スマートシティ事業においては案件獲得を機に継続的なサービス提供につなげられるよう施策を進める。スマートシティ事業については官公庁案件のほか、民間の事業者との取り組みも強化する。また、リテールメディア事業においても市場の急拡大を背景に案件が積み上がっており、こちらも成長が期待できそうだ。前期に続きパートナー連携や配信メディア関連の案件受注拡大を進める。各事業で大型案件が増加していることもあって、同社としては案件の計画的な受注と稼働に向けた提供体制の整備を図るとしており、それらの対応が業績予想達成のカギであると弊社では見ている。利益面では同社単体での営業利益率を10%(前期比1ポイント上昇)と見込む。リカーリング売上高の伸長による収益性改善を見込むものである。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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