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FiscoNews

【注目トピックス 経済総合】NYの視点:米9月NY連銀調査:5年インフレ期待は2カ月連続低下、追加利上げに緊急性見られず

*07:49JST NYの視点:米9月NY連銀調査:5年インフレ期待は2カ月連続低下、追加利上げに緊急性見られず
NY連銀は1200人の世帯を対象に実施した9月調査の結果を発表した。注目の期待インフレ率で1年先は3.9%と予想3.64%を上回り、2023年5月来で最高を記録した。3年先は3.25%と、8月3.19%から上昇した。一方、5年先は3.0%と、2カ月連続で低下し、6月以来で最低となった。同指数は、連邦準備制度理事会(FRB)が期待インフレ動向を判断する上で、注視しているが、特に重要視している長期のインフレ期待が抑制されている兆候は、連邦公開市場委員会(FOMC)の追加利上げの緊急性がない証拠となる。

項目別ではガス価格4.8%と、5月来で最高となるなど、燃料価格の先高観が目立つ。

雇用関連で、失職する確率は13.52%へ低下。自主退職する確率は19.86%と3カ月連続の上昇で、3カ月内に新しい職を見つける確率は46.11%と、45.42%から上昇し、労働市場の健全さを示唆した。

世帯支出の伸びは5.51%と、8月5.23%から上昇し、支出が引き続き成長を支援する可能性も示唆された。また、3カ月内に債務返済が滞る確率も12.2%と、13.16%から低下し、金融状況も依然堅調と見られ、利上げの余地は残る。

連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月開催分)で、当局者19人全員が利上げを支持したことが明かになった。また、大半の当局者は年内の追加利上げが適切となる可能性が強いと見ていることも明かになった。さらに、数人の高官は政策が十分に引き締まっていないと指摘してる。ただ、緊急性はないことから10月FOMCでの追加利上げ確率は20%を割り込み、ドル買いの勢いも失速しつつある。

◇米9月NY連銀調査
●インフレ期待
1年先:3.9%(予想3.64%、8月3.58%)、3年先3.25%(8月3.19%)、5年先3.0%(3.01%)

住宅:3.05%(3.02%)
ガス:4.8%(4.61%)
食品:5.48%(5.30%)
医療:9.22%(9.13%)
賃貸:6.76%(6.58%)

失職する確率:13.52%(13.84%)
自主退職する確率:19.86%(19.49%)
3カ月内に新しい職を見つける確率:46.11%(45.42%)
世帯支出の伸び:5.51%(5.23%)

3カ月内に債務返済が滞る確率:12.2%(13.16%)

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