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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】ラキール Research Memo(4):主力はLaKeel DXなど製品サービス(2)

*11:04JST ラキール Research Memo(4):主力はLaKeel DXなど製品サービス(2)
■ラキール<4074>の事業内容

b) LaKeel DXの強み
LaKeel DXには、マイクロサービスとしての強みに加え、同社独自の技術による高い柔軟性・自由度、高速開発、IT投資効率の向上、保守・運用の省力化といった強みがある。高い柔軟性・自由度によって、ユーザー企業は自社の業務に合わせてアプリケーションを自社開発して、LaKeel DX上の各種機能だけでなく、インターネット上に存在するシステムとWeb APIを介して自由に連携できる。また、機能部品の組み合わせと直感的で簡単なローコード開発によって、ビジネスに適した業務アプリケーションを短期間で開発できる。LaKeel製品はそもそもAIを実装する想定で開発されているためAIに親和的で、自動化や自律化しやすいというメリットもある。LaKeel DXに蓄積された機能部品やデータは、クラウド上で継続的なバージョンアップによって常に最新に保たれるため、「技術的資産」として長期利用することでIT投資効率の向上につなげられる。様々な運用機能を自動化しシステムを安定的に稼働することで保守・運用を省力化できるため、ユーザー企業は複雑な運用業務から解放される。このほか、LaKeel製品を最大限活用するためのコンサルティングサービスや、収集された膨大なデータの分析サービスなども受けられる。

c) LaKeel製品のAI化
LaKeel DXの部品を組み合わせて同社が開発したLaKeel Appsには、以下の15種類がある。LaKeel BIはBI(Business Intelligence)ツールで、経営・会計・人事など多くのデータを集約・加工してわかりやすく可視化、データ分析業務の効率化や経営の見える化を推進する。LaKeel Data Insightはデータ分析・統合管理プラットフォームで、超大規模のビッグデータアナリティクスに対応する一方で、APIを介して様々なアプリケーションと連携し、分析結果をもとにしたアクションの自動化が可能となる。LaKeel HRは戦略人事を実行支援するプラットフォームとなる人事基幹業務システムで、幅広いデータ管理と分析に優れ、人事業務の属人化を防ぐプロセス管理や人事と現場の情報連携などの機能を有する。LaKeel Online Media Serviceは、後述する動画配信型教育サービスに当たる。このほか、ビジネスチャットツールLaKeel Messenger、企業向けストレスチェックツールLaKeel Stress Check、高性能ワークフローシステムLaKeel Workflow、大企業向けID管理基盤LaKeel Passport、業務プロセス管理プラットフォームLaKeel Process Manager、電子帳簿保存サービスLaKeel eDocument、マイナンバー管理ツールLaKeel My Number、アンケート収集管理プラットフォームLaKeel Survey、対話型AIチャットシステムLaKeel AI Dialogue、要件定義・基本設計をAIで支援するLaKeel Blu、AIエージェント構築システムLaKeel Agentic Assistantがある。

LaKeel Appsは前述したようにAI化を前提に開発されているため、同社は他社に先んじてAIへの対応を進めており、既に大半の製品でAI化を達成している。さらにAIの一層の高度化へ向け、たとえばAI化済みのLaKeel HRでは、人事業務に使うアプリから仕事自体を支援するAIエージェントへの進化を進めている。また、2026年2月に、開発・運用の上流工程となる要件定義・基本設計をAIで支援する新製品LaKeel Bluを開発、MCPを搭載したLaKeel DXにLaKeel Bluを統合し、システムの設計から開発までを自律化するLaKeel AI Platformをリリースした。これは、AIが要件定義から開発、運用、保守まですべての工程を自律支援する、ユーザー企業のAXを加速するプラットフォームである。自律型AIエージェントを使うことで全工程の自動化・高速化を進めることができ、開発期間を70%短縮することが可能となる。LaKeel製品ではこのようにAIが作業の多くを担うようになってきたため、人間は「意思決定」に集中できるようになる。併せて、LaKeel AI Platform上で、社内に分散しているシステムからAIが自律的に必要な情報を抽出し、実務を代行するAIエージェントを構築するLaKeel Agentic Assistantをリリースした。

これらLaKeel製品により、同社のプロダクトサービスは現在、開発の自動化から組み合わせの自動化へ進化中である。さらに同社は、LaKeel AI Platformと対になる、業務を自律化する(仮称)LaKeel Ontology Platformを開発中である。これにより顧客は、システムの設計、開発、組み合わせに加えて業務遂行まで、AIを最適な形でフル活用することができるようになる。なお、相対的に料金の安いLaKeel Bluについては、上流工程を知ることでLaKeel DXに対する理解と導入につなげられるため、同社は単独でも販売している。仮に導入につながらない場合でも、システム開発を通じてプロフェッショナルサービスの利用を促進できるため、ドアノックツールとしての利用価値も大きい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)

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