中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

フリーランスで年収が60万→400万→800万に上がった経緯

フリーランスで年収が年々倍増していった経緯は?

フリーランスで年収が年々倍増していった経緯は?

 年収の倍増というものは、今の時代なかなか難しいものがあるが、フリーランスであれば、そんなことはしょっちゅうある、と語るのは今年フリーランス17年目のネットニュース編集者・中川淳一郎氏だ。同氏がフリー1年目から2年目にかけて6.7倍の年収になり、その翌年2倍になった時の仕事のやりようについて解説する。

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 会社員時代の年収860万円からフリーライターになって1年目は60万円になりつつも、とりあえず2年目は年収400万円になった件について前回書きました。同記事を読んだ方からは、「400万円になった経緯を書いてほしい」というご意見もいただいたので、今回はその話と、その翌年は800万円になった話を書きます。

 まず、60万円というのは、いかにフリーランスとはいえ、あまりにも低過ぎです。というのも、まともなフリーランスであれば、若手の正社員よりかは時給が高いのが常なんですよ。

 たとえば私が広告代理店の会社員だった時代、基本的にはクライアント企業の広報に関連した業務をしていたのですが、「論調分析」の仕事をフリーランスの方にお願いしていました。この仕事は、メディアが私たちのクライアントに対してどんな評価を下しているか、を新聞記事の「枕詞」から抽出する業務です。様々なワードを抽出して、その企業がメディアからどう見られているかのレポートをするのです。

 たとえば「快進撃続く」だったら、好調だと見られているということでしょう。「影を落とす」や「失速」「奮起が待たれる」であればあまり良い論調ではありません。メディアによる客観的な評価をクライアントに示し、その後の広報活動に役立てる、というのが「論調分析」の狙いです。

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