家計

金利やポイントアップも 貯蓄や投資に役立つクレジットカード

ポイントで投信を購入できるサービスも

 カード利用で得られるポイントを金融商品の購入資金として使える、というサービスもある。SBI証券の『SBI証券JCBカード』は、カード利用でもらえるポイントを証券口座に現金として振り替えて、株式や投資信託の購入資金に充てることが可能だ。ポイント還元率は0.5%なので、毎月のカード利用代金の0.5%分が現金として振り替えられることになる。

 7月にインヴァスト証券がスタートした『インヴァストカード』にも、カード利用でもらえるポイントが証券口座に現金として振り替えられ、同証券の扱う海外ETF(上場投資信託)の購入代金として使える、というサービスがある。ETFの買い付けは0.1口単位なので、数百円単位での買い付けが可能となるケースもあるという。ポイント還元率は1%と高水準だ(実際に買い付けるのはETFに値動きが連動する店頭CFDという金融商品)。

 加えて、楽天証券は、『楽天スーパーポイント』で投資信託を購入できるサービスを開始する予定。これまで、株式や投資信託の購入時手数料や、投資信託の残高に応じてポイントを付与していたが、いよいよ投資信託の購入代金として使うことができるようになる。

 以上のような、貯蓄や投資に直接メリットがあるサービスの人気が高まれば、他社も追随する可能性がある。この分野でも競争が激化し、よりお得なサービスが生まれることを期待したい。

文/松岡賢治(ファイナンシャルプランナー・ライター)

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