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田代尚機のチャイナ・リサーチ

中国の半導体産業、今後10年で黄金期を迎える見通し

半導体産業の中国への大移動が始まっている(イメージ)

半導体産業の中国への大移動が始まっている(イメージ)

 中国本土A株では半導体関連銘柄の上昇が目立つ。上海総合指数は、急落した8月11日を底値に回復しているが、この日の終値と9月25日の終値とを比較すると、4.1%上昇している。一方、半導体回路設計やテレビ放送関連チップを製造する湘南国科微電子(300672)は122.1%上昇、半導体用スパッタリングターゲットを製造する江豊電子(300666)は59.7%上昇、監視カメラ用画像処理プロセッサを製造する上海富瀚微電子(300613)は52.3%上昇している。ちなみに、これらの企業は全て深セン創業板銘柄であるが、同じ期間の創業板指数は5.8%増に留まっている。

 半導体関連銘柄が上昇していることについて、本土機関投資家は、「中長期の観点から、半導体需要が増えることを投資家は評価しているのではないか」と考えているようだ。

 9月25日の上海証券報は、「半導体産業は上昇周期に入っており、AI産業の急速な発展によって、中国半導体産業は今後10年間、黄金期を迎えるだろう」と伝えている。以下はその大まかな内容である。

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