住まい・不動産

「住みたい街」にランクインした有楽町、本当に住めるのか?

交通の便については申し分ない有楽町駅だが…

 街を行く人に尋ねてみれば、きっと誰しも住んでみたい街があるはず。けれども理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は、SUUMOが行った「住みたい街ランキング 2017」で32位にランクインした「有楽町」(東京都千代田区)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 有楽町といえば、銀座、東京駅、丸の内など、日本の中枢をなす地帯へのアクセスが抜群な、東京の司令塔のような駅。今でこそ銀座口側に大きな広場ができ、高層ビル「有楽町イトシア」が完成しましたが、それまで長らく有楽町駅前はちょっとしたカオスでした。きらびやかな銀座とは対照的に、戦後の混乱期の処理が21世紀になっても終わらず、駅前の再開発は完了するまでに約30年を要しました。ガード下などは今でも昭和の雰囲気を感じることができます。

「東京の中心はどこか?」と考えると、交通の要衝・東京駅、もっとも乗降客の多い駅・新宿などがその候補に上がるでしょうが、有楽町もその候補に上がると思います。銀座とは目と鼻の先ですし、近隣には東京国際フォーラム、帝国ホテル、東京宝塚劇場、東京交通会館など、主要施設も林立。皇居側には一流企業がオフィスを構えており、“一流の街”の風格が漂っています。

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