交通費節約など、70代で起きるお金にまつわる手当や控除

　2018年にはお金をめぐる制度が大きく変わる。それに備えるにはどうすべきか。ここでは70代になってから起きうるリスクと活用できる制度を紹介しよう。

●交通費が節約できる
　東京都では70歳以上の希望者に都営交通などが乗り放題の「シルバーパス」を発行（住民税非課税なら1000円）。

●自宅で転倒して骨折……入院・介護が必要に
　介護保険の自己負担が一定額を超えたら「高額介護サービス費」の給付が、医療費の自己負担も大きければ「高額医療・高額介護合算療養費」の給付が受けられることもある。

●自宅をバリアフリー化
　介護保険の「居宅介護（介護予防）住宅改修費」で助成を受けられる。同居の子供がローンを組んでバリアフリー化する場合、「特定増改築等住宅借入金等特別控除」が受けられることも。

●仕事を完全に引退
　子供世帯の扶養親族となり「健康保険の扶養」を受ければ、健康保険料の負担は75歳までゼロに。

※週刊ポスト2018年1月1・5日号