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ビジネス

廃棄食品を減らす試み 賞味期限近い商品を買えばポイント付与も

ドコモがスーパーと組んで実験する「EcoBuy」

 オフィスとマンションに囲まれた小さなスーパーで、画期的な試みが行われている。舞台は、東京都中央区のスーパー「miniピアゴ入船1丁目店」。

 1月19日、ピアゴとNTTドコモ、東京都環境局の3者が組み、廃棄食品を減らす実験を開始した。あらかじめスマートフォンに専用アプリ「EcoBuy」をダウンロードし、賞味期限・消費期限の近づいた商品を購入してレシートを撮影すると、ドコモのdポイントか電子マネーのEdyポイントが付与される仕組みだ。

 2月初旬のある週末、同店を訪れた本誌記者は、実際に「EcoBuy」にトライしてみた。店内に掲示されている対象商品30品目のボードを見ると、パンや卵、納豆に刺身など賞味期限が比較的早いものが多い。ポイントは20~100まで、各商品によって数値が決められている。

 記者が選んだのは、賞味期限が翌日に迫ったシュークリーム。レジで購入後、スマホでアプリを開いて「申請」ボタンを押し、カメラでレシートを撮影すると商品名が表示された。

 その後、賞味期限表示が映るようにシュークリームを撮影。2日後にはもう20ポイントが還元されていた。もちろん、購入したシュークリームはおいしくいただいた。

「実際に賞味期限間近の商品がどんどん売れています。お店とお客さまの双方がウィンウィンの関係を築くことができる、意義ある取り組みだと思います」(同店店員)

 同店での実験は、3月15日まで行われる。

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