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【ドル円週間見通し】地政学リスクに警戒感、ドル伸び悩みか

・5月21日-25日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(欧)ユーロ圏5月マークイット製造業PMI 23日(水)午後5時発表予定
・予想は56.0
 参考となる4月実績は56.2で3月実績をやや下回った。ユーロ圏諸国の景況感は特に悪化していないものの、経済成長はやや減速しつつあることから、5月の製造業PMIは4月実績の56.5を下回る可能性が高いとみられる。

○(米)5月マークイット製造業PMI 23日(水)午後10時45分発表予定
・予想は56.1
 参考となる4月実績は56.5で3月実績の55.6を大きく上回った。また、5月NY連銀製造業景気指数は4月実績を上回っていること、直近の雇用関連指標は悪化していないことから、5月の製造業PMIは4月実績の56.5をやや上回る可能性がある。

○(独)1-3月期国内総生産改定値 24日(木)午後3時発表予定
・速報値は前年比+2.3%
 参考となる速報値(労働日数調整後)は前年比+2.3%。修正される可能性が高い項目は少ないとみられているが、一部項目が下方修正される可能性があることから、成長率は速報値と同水準かわずかに下方修正される可能性がある。

○(米)4月耐久財受注 25日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比-1.4%
 参考となる3月実績は前月比+2.6%で市場予想を上回った。民間航空機・同部品が44.5%増え、全体を押し上げた。変動の激しい輸送関連を除くと、新規受注額は横ばい。4月については3月に増加した反動で減少する可能性が高い。ただし、輸送関連を除く受注額はやや増加する可能性がある。

○主な経済指標の発表予定は、21日(月):(日)4月貿易収支、(米)シカゴ連銀全米活動指数、23日(水):(米)マークイット5月総合PMI、(米)4月新築住宅販売、(欧)マークイット5月総合PMI、24日(木):(米)4月中古住宅販売件数

【予想レンジ】
・109円00銭-112円00銭

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