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狙いは利回り1%超!クオカードがもらえる6月株主優待4選

使い勝手の良いクオカードは株主優待品の中でも大人気

 6月は3月、9月、12月に次いで株主優待が多い月だ。優待品の中でも根強い人気を誇るクオカード優待にもお得な銘柄が数多くある。

 クオカードの優待は株の購入価格に対する利回りが1%を超えていればお得な方といえるだろう。そうしたなかで、カーコーティング材の製造とカーケアショップを展開するKeePer技研(6036)は、約2.3%と高い利回りが特徴だ。3000円というまとまった額のクオカードは使い出があるうえ、同社サービスの割引券も選択できる。3年間メンテナンス不要なカーコーティングなどもあるので、カーオーナーなら普段はクオカードを受け取って、メンテの年に割引券を選択するといった使い方もできる。保有株数が増えてもクオカードの額は変わらないのでクオカード狙いなら100株保有がお得だ。

 まとまった額のクオカードもうれしいが、年に何度ももらえるというのもうれしい。企業向け基幹システムを展開する東洋ビジネスエンジニアリング(4828)はなんと年に4回も優待が受けられる珍しい銘柄だ。発送のコストを考えるとちょっと心配ではあるが、年4回も優待権利確定日があると、いわゆる「権利落ち」(優待の権利確定日の翌日に大きく株価が下落すること)が少ないので狙いやすい。株価チャートを見ても、過去の権利落ちをこなして株価は右肩上がりだ。

 長期で保有するほど受け取るクオカードの額面が増えていくのがメディアスホールディングス(3154)だ。当初は1000円のクオカードが、1年以上保有すると2000円、3年以上保有すると3000円になる。優待利回りは約1%から3%までアップしていく計算だ。

 クオカード優待に加えて配当も楽しめるのがカワニシホールディングス(2689)だ。1000円分のクオカード優待に加え、2018年6月期は3000円の配当を計画しており、優待と配当の利回りを合わせると約2.4%の利回りだ。さらに3年以上継続保有すればクオカードが1000円分プラスされる。同社のサイトで確認できる2009年6月期からは減配は一度もなく、増配か配当据え置きを続けており、安心感もありそうだ。

 クオカードはコンビニやファミレス、ドラッグストア、書店、ガソリンスタンドなど、使える店舗が幅広いうえ、有効期限もないので使い勝手は抜群だ。ただし、優待実施企業にとっては、自社商品や自社店舗優待券などと比べると負担が大きく、業績によっては優待が廃止になったり額が減る改悪のリスクも高くなることには注意したい。

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