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亀田製菓社長 『ハッピーターン』『減塩 亀田の柿の種』への熱い想い

 その会社のトップとして社員を率い、意思決定を行う社長は、数多の自社商品に誰よりも詳しく、誰よりも深く愛しているであろう。そこで本誌は、主婦のファンも多い亀田製菓の社長にイチオシの自社製品は何か教えてもらうべく、直撃を敢行した。

“おいしさそのまま”を実現するまでに5年

同社ロングセラー商品となっている『108g ハッピーターン』

“亀田のあられ♪おせんべい♪”のCMソングでおなじみの亀田製菓。国内米菓市場トップの同社を率いる代表取締役社長COO・佐藤勇さん(64才)が熱い思い入れを持つのは、『ハッピーターン』。

「私が入社した1976年に発売された『ハッピーターン』は、言わば“同期”のような存在。当時、第一次オイルショックで不景気に沈んでいたお客様に幸せが戻ってくるようにという願いがこの商品には込められている」

 発売当初、おせんべいはしょうゆ味が定番。洋風の甘じょっぱいパウダーがついた『ハッピーターン』は異彩を放っていた。

「発売当初は、なかなか受け入れられず苦労しましたが、パウダーの味を調節したり、おせんべいの表面をパウダーがつきやすいように加工したりと改良を繰り返すうちに、じわじわと人気が出るように。今ではロングセラー商品です」(佐藤さん)

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