投資

【ドル円週間見通し】ドル買い地合い鮮明、今年最高値意識も

・7月16日-20日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(中)4-6月期国内総生産 16日(月)午前11時発表予定
・予想は、前年比+6.7%
 参考となる1-3月期の実績は前年比+6.8%。成長率は鈍化傾向にあるが、経済成長率は6%台後半を維持している。輸出はやや伸び悩んでいるが6月小売売上高は前年比+8.9%と5月実績を上回るとみられており、個人消費はまずまず堅調。鉱工業生産の水準はやや低下しているが、国内総生産の伸びに寄与するとみられる。

○(米)6月鉱工業生産 17日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.5%
 参考となる5月実績は予想に反して4月改定値から0.1%低下した。自動車部品供給業者の大規模火災などで製造業が前月比0.7%低下したことが影響した。ただし、鉱業は1.8%、電気・ガスは1.1%上昇。6月については製造業の回復が見込まれることや鉱業が順調であることから、プラスになる見込み。市場予想は妥当か。

○(日)6月貿易収支 19日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、+5312億円
 参考となる6月上中旬分の貿易統計では、輸出額が前年同月比+6.9%で輸入額の伸びを上回った。この時点の貿易収支は+2127億円で黒字額は前年比+59.1%。前年6月の貿易収支は+4332億円だったことから、今年6月の貿易黒字額は前年実績を上回る可能性が高い。

○(日)6月全国消費者物価コア指数 20日(金)午前8時30分発表予定
・予想は前年比+0.8%
 参考となる5月実績は前年比+0.7%で市場予想と一致した。外食やエネルギーが押し上げに寄与したが、外国パック旅行費は下落。6月についてはエネルギー価格の上昇が続いていることや人件比上昇の影響が出ることから、物価上昇率は5月実績を上回る可能性が高い。

○主な経済指標の発表予定は、16日(月):(中)6月小売売上高、(中)6月鉱工業生産、(欧)5月ユーロ圏貿易収支、(米)6月小売売上高、17日(火):(米)5月ネット長期TICフロー、(米)6月住宅着工件数、(米)6月建設許可件数、19日(木):(米)6月景気先行指数、20日(金):(欧)5月ユーロ圏経常収支

【予想レンジ】
・111円00銭-114円00銭

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。