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「裏口入学」がなくならない理由 学校側にとって様々なメリット

東京医大では常務理事が謝罪(7月6日。写真:共同通信社)

「裏口入学」が注目を集めている──。文部科学省のエリート官僚が次男を東京医科大学に裏口入学させたとして、東京地検特捜部に逮捕された。「いまだにこんなことがまかり通っているのか?」と驚いた人も多いかもしれないが、今回の事件は氷山の一角。一般に私立学校においては金銭やコネで入学させたとしても罪に問われることはなく、だからなかなか表面化しにくい。では、そもそも裏口入学はなぜ存在するのだろうか。

 巷では裏口入学に関して数百万円から数千万円のお金が動くなどといわれるが、そのお金が学校幹部の手に渡るというわけではないという。都内名門私大系列小への裏口入学にかかわる学校関係者が明かす。

「地位も立場もある学校組織の幹部が、そう簡単に現金を受け取ると思いますか? せいぜい数万円の商品券や、料亭でのお礼の食事会ぐらいで充分なんです」

“多額のお金が必要”というのは、仲介者(ブローカー)が作り出した印象で、彼らは受験生の親からお金を受け取るが、それを学校幹部に渡すわけではなく、自分の懐に入れてしまうケースがほとんどなのだという。

 学校幹部や教授らが、ほとんど謝礼を受け取らないなら、一部の学生を裏口入学させるのに、どんなメリットがあるのか。

 まず多いのは、教授やOBなど学校関係者が自分の親族や親しい知人の子供を入れる“私欲パターン”だが、それだけではない。ある仲介者が声をひそめて語る。

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