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住まい・不動産

阿波おどりに純情商店街… 中央線文化の一角「高円寺」の住心地

賑やかで活気のある高円寺の駅前

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「高円寺」(東京都杉並区)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 鉄道の各路線にはそれぞれカラーがありますが、とりわけその色が強い路線の1つがJR中央線。「中央線文化」という単語さえ存在するほど自己主張の強い中央線の中でも、とりわけアクの強い街が高円寺です。街全体に“サブカル臭”が漂い、バンドマンや劇団員など、ある種の人にとっては聖地のような感さえある高円寺ですが、“一般人”にとっても住みやすい街なのでしょうか。

 鉄道は総武線と中央線が通っていますが、2線は実質同じ路線で、総武線が各駅列車、中央線が快速という違い。しかも土日は中央線の快速列車は止まりません。とはいえ新宿まで各駅でも10分かかりませんし、駅から南に5分ほど歩けば、丸ノ内線の新高円寺駅もあります。北口と南口の両方にバスターミナルがあって、さまざまな方面にバスが出ています。

 道路状況は良好です。駅の東側には都内の大動脈の環七(環状七号線)が、さらに駅の南側には同じく主要幹線の青梅街道が通っており、縦移動・横移動ともスムーズな移動が可能です。どちらも交通量は非常に多く、高速の入り口までやや遠いのはネックですが、鉄道路線が横移動のみなので、車が手に入ると行動範囲はグッと広がります。

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