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定年後、日常生活の延長線上でもらえる助成金はたくさんある

住宅リフォーム助成など、公的支援制度をうまく活用しよう

 定年後の生活において、生活の柱となるのは退職金と年金の2つ。だが、年金や退職金に限らず、届け出るだけでお金がもらえる制度は、実は多くある。『届け出だけでもらえるお金』の著者の井戸美枝さんが語る

「年金制度が崩壊するとか、医療保険が危ないとか、しきりに喧伝されていますが、実際には日本の社会保障は世界でもトップクラス。国も自治体も私たちがよりよく生きられるような支援制度を多く作っています」

 それらを知ってうまく使うことが重要だ。

「定年後におすすめなのはバリアフリーや防犯・防災対策など自治体が定める内容のリフォームを行った場合に助成金がもらえる『住宅リフォーム助成』。金額は自治体によって異なりますが、例えば東京都大田区だと最大で30万円が支給される。

 ほかにも、夫が65才に達したときに扶養している配偶者や子供がいると厚生年金に上乗せされる『加給年金』や出産すると自治体から祝い金や商品券が出る『出産祝い金』、環境に配慮して家の周りに低木や花壇を作ると支援金が出る『生垣緑化助成』など、日常生活の延長上でもらえるお金はたくさんあります。うまく使って、“人生100年時代”を生き抜いてください」(井戸さん)

 届け出を忘れないようにして、少しでも老後生活を充実させたい。

※女性セブン2018年8月9日号

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