キャリア

村上ショージの弟子・ベン山形「お小遣いくれる師匠のためにも早く売れたい」

34歳で村上ショージに弟子入りしたベン山形

 お笑い芸人のプロを育成する「養成所」。今やお笑い養成所は、お笑い芸人になるための登竜門ともいえる存在で、現在活躍中の多くの芸人が養成所の出身だ。しかし、年間の授業料は決して安くはないうえ、人気の養成所の場合は教室に入りきらないほどの生徒が集まり、その中から実際に売れるのは一握りにも満たない。

 一方、最近はあまり聞くことがなくなったが、入学金は0円で、生の現場を側で見て学べるうえに食事代もほとんどおごってもらえるという芸人デビューの方法もある。それが“弟子入り”だ。

「34歳のときに師匠の下を訪れ、弟子入りしました。本当に弟子入りしてよかったです。もっと早く師匠に会いたかった。それくらい素晴らしい人です」と話すのは、現在43歳、芸歴9年のベン山形。彼が師と仰ぐのは「ドゥーン!」や「ウエルカム、腕噛む、どこ噛むねん」などのギャグで知られるお笑いタレントの村上ショージである。

 34歳まで、実家の山形で家業を営んでいたというベン。ある日、「やっぱり大好きなお笑い芸人になりたい!」と思い立ち、家を飛び出したという。そのときに頭に浮かんだのが“弟子入り”だった。

 ベン曰く、「ド田舎にずっといたため、養成所という存在を知りませんでした」。さて、誰に弟子入りしようかと考えたときに「この人しかいない!」とピンときたのが以前からファンだった村上ショージだったという。

「家出同然で師匠の元を尋ねました。すると、師匠が実家に電話をかけてくれて『息子さんをお預かりします』と挨拶をしてくれたんです。両親とも師匠のことを大好きだったので、すぐに許しが出て、今に至ります」(ベン、「」以下同)。

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